【SSH・看護科】TQM講演会を実施しました。
8月26日(水)、高校看護科の生徒を対象に、TQM講演会を実施しました。
今回は、姫路赤十字病院 TQM推進室 副室長の中村様を講師にお迎えし、医療現場における「KAIZEN」について、実際の病院での取り組みを交えながらお話しいただきました。
TQMとは「Total Quality Management(総合的品質管理)」のことで、医療現場に置き換えると、「全員・全体で継続的に改善・向上させていく」という考え方です。姫路赤十字病院では、13年前からKAIZEN活動を積極的に行っており、その具体的な事例を通して、身近な課題に気づき、より良い方法を考え、実践につなげていくことの大切さを学びました。
「改善」を意味する「KAIZEN」は日本で生まれた言葉ですが、現在では海外でもそのまま「KAIZEN」と表現されるほど、世界的に知られつつある言葉となっています。
生徒たちは講演に先立ち、事前学習にも取り組み、自分自身や家族が病院を受診・入院した経験から「気になったこと」「困ったこと」を挙げ、身近な病院の理念や基本方針を調べたりしながら、医療現場における課題を考えました。さらに、見つけた課題に対して「どのように改善できるか」を考え、KAIZEN策を提案し、最終的にはスライドにまとめ、プレゼンテーションを行いました。
この日は各学年の代表生徒が発表を行い、中村様からそれぞれの発表に対して貴重なご助言をいただきました。生徒たちが考えたKAIZEN策は、患者さんやご家族の立場に立ったもの、医療者の業務をより良くするものなど、どれも着眼点が興味深く、日頃の経験や学びから課題を見つけ、自分たちなりに改善策を考える姿が見られました。
今回の学びを、これからの臨地実習にもつなげてほしいと思います。病院で過ごす中で「なぜこうなっているのだろう」「もっとこうしたら良くなるのではないか」と疑問を持つことは、看護を学ぶ上で大切な探究の出発点です。
目の前の患者さんや医療現場をよく観察し、課題に気づき、考え、より良い方法を追求する。今回のTQM講演を通して育んだ視点を、実際の医療現場での学びにつなげ、看護への探究心をさらに深めていくことを期待しています。





