【選抜特進・1年】関東研修2日目②

午後は KEK(高エネルギー加速器研究機構)を訪問し、まずは研究者の方から説明を受けながら展示室を見学しました。

展示されている装置の中に、宇宙から降り注ぐμ粒子を観測するスパークチェンバーがあり、こちらは後半の実習でこの観測データを分析するため、生徒も必死になって見学をしていました。
その後、フォトンファクトリーで放射光施設を見学しました。電子ビームを曲げる時に生じる光を使って、薬、たんぱく質、燃料電池、岩石、ミイラ、チョコレートの研究など、物理学の仕組みを利用して、生物、化学、地学、歴史、食品など様々な研究がされているという説明を聞いて、最初は物理だけの施設と思っていた生徒も、自分の興味と関係があることがわかり、質問もしながら説明を受けていました。

次に訪れたBelle,SuperKEKBは全長約3kmの円形の実験施設で、ここでは粒子と反粒子を衝突させてミクロな世界の事象を調べることで宇宙の初期状態を解明しようとしているというお話を伺いました。
CP対称性の破れでノーベル賞を受賞された小林先生、益川先生の理論や、KEKから発射されたニュートリノをスーパーカミオカンデで観測することによってニュートリノ振動の存在を明らかにされた梶田先生の研究について説明を受けました。
ユニタリ群や特殊ユニタリ群などの群論が素粒子の相互作用の解明に使用されていることがわかり、数学が好きな人も楽しめる内容でした。

また、KEKが物理のコミュニケーションとして誕生した日本のインターネット発祥の地であることの説明を受けたり、世界で1番軽い個体であるエアロゲルや1億円するセンサーに実際に触れたりしたことで、生徒も少しずつ物理に興味を持ってくれたのではないかと思っています。

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